「気持ち」×「想い」=コミュニケーション

2023年04月03日

先日、「#みんな一緒に読める本」完成披露&交流会に参加してきました。この「#みんな一緒に読める本」は障害があるなしに関わらずみんなで読める本を作成するプロジェクトです。今回は聾者とその周りにいる健聴者に向けてゆってぃさんの「だいすきなママのかみのけ」という絵本の動画を作成されました。この動画には聾者の阿部光佑さん、手話通訳者の鬼木笑さん、がん患者の谷藤幹枝さんが出演され、映像制作会社のクリエイティブ・ラボさんが動画作成を協力されました。

私自身は手話については初心者でほとんど知らなかったですが、絵本の作者のゆってぃさんの温かく優しい「気持ち」と動画作成に関わった人たちの「想い」が伝わった心温まる優しい気持ちになれる素敵な動画でした。

完成披露の後に交流会も開催されたのですが、聾者、健聴者の垣根を越えていろんな方と交流を深めることができました。私自身、手話についての知識がほとんどない状態でしたが、周りの人たちから手話を教えていただいたり、スマホのアプリなどを使いながらコミュニケーションを取ることができ、いろんな人と楽しい時間を共有し、素敵なご縁もいただけました。

最近、「silent」「星降る夜」など手話をモチーフにしたドラマが放送されました。私は「星降る夜」を観ていましたがこのドラマを観ていて感じたことは手話を重きに置くことはなく一つのコミュニケーションツールとして取り扱っていた感じがし、聾者や健聴者も一人の人間として描かれていた感じがしました。

今回の交流会に参加して感じたことは手話は特別なものではなく一つのコミュケーションツールであり、どんな言語、コミュニケーションであっても、お互いを理解し、分かり合うためにはそれぞの「想い」「気持ち」を理解しよう分かろうとすることが大切であることを実感すると共に手話はもっと身近なコミュニケーションツールの一つになってほしいとも思いました。

今回の完成披露&交流会に参加されていた人たち皆さんの優しさに包まれた温かい雰囲気がとても心地よかったですね(*^-^*)