「自殺」「孤独死」「依存症」について語り合う

2020年10月11日

NPO法人Colorful map 主催 「自殺」「孤独死」「依存症」について語り合うというイベントに参加してきました。

出演者は
司会 新潟お笑い集団NAMARA代表
江口 歩さん
ダイバーシティインクルージョン芸人
ジェームス藤井さん
NPO法人Coloful map 副理事 認定心理士
中村 優美さん
の三人でした。

当事者としてのリアルな経験をそれぞれお話しされていました。今回のテーマは「自殺」「孤独死」「依存症」についてでしたが、それぞれのテーマも「生きること、生き方」について考えさせられるお話しでした。今回の3つのテーマに共通している問題の根源は「さびしさ」だということをみなさん語っておられました。自分自身の話や身近な人の話なのでその時の状況や気持ちが話を聴いているだけでも想像できました。

少し脱線しますが、私の好きな曲にリストの「前奏曲」というものがありますが、その曲に後ほどリスト自身が「人生は死への前奏曲」という標題をつけています。「人生は死への前奏曲」という言葉が年々年を重ねるにつれ重さを感じるようになっていきました。この言葉から「生きること、生き方」を問われているように感じます。

今回のイベントの話に戻りますが、「自殺」「孤独死」「依存症」も大きな意味では「生きること、生き方」を問われているように思えました。どのテーマもとても重要で大切な話であり、当事者の話はとても心に共鳴するものがありました。こういうテーマだと重苦しい雰囲気で独特の緊張感が漂うのですが、このイベントの司会は我らがNAMARA代表の江口さん、いろんな出来事を笑いに昇華できるスペシャルスキルをお持ちであり、今回も会場全体に笑いと穏やかな雰囲気が流れていました。江口さん自身もいろんな経験をされており、いろんな方とも繋がっている方です。江口さんは「自殺」「孤独死」「依存症」の根源の「さびしさ」に対する処方箋として「繋がること」と「笑い」が大切だと仰っていました。私もそう思います。

私自身「不登校」「ひきこもり」などで生きづらさを感じている人たちと関わることが多いですが、大きな意味ではそれも「生きること、生き方」になるのではないのでしょうか。多様化を必要とし、求められている時代だからこそ各々「生き方」が大切かと思います。「自分らしく生きる」「自分のために生きる」ことがこれからもっと大切になると思います。

来月のイベントは「不登校、ひきこもり」をテーマにするということなので私もゲストとして参加する予定です。まだ詳細は決まっておりませんが、わかり次第お知らせ致します!!!