「雌性先熟」、「雄性先熟」

2022年04月24日

今日、天気が良かったので海釣りに行ってきました。今回はメゴチを2匹といった釣果でした。あらためてメゴチについて調べてみたら、メゴチが「雄性先熟」ということがわかりました。「雄性先熟」とは成長の過程でオスからメスへ性別が変わることです。他には「雌性先熟」といって成長の過程でメスからオスへ性別を変えるもの、また、両方の性に変わるものもいます。

陸上生活をする哺乳類にはこのような例はないそうですが、海の中ではサンゴ礁に棲む魚類を中心に約300種もの生き物が性転換することがわかっています。海は生命の源であり、生き物の多様性に富んだ場所です。このように成長の過程で性別を変えるのは、子孫をより多く残すための手段と考えられています。

メゴチのように「雄性先熟」の生き物にファインディングニモに登場するクマノミもいます。ちなみにミジンコは通常メスしかおらず、メスだけで増えていきます。しかし、環境が悪くなるとオスが生まれるようになり、オスとメスが交尾して「耐久卵」を産みます。この「耐久卵」は乾燥に強く、20年間水を与えずにおいても、再び水を与えればメスが二匹産まれるそうです。

皆さんも自然界を通して「ジェンダー」、「多様性」について考えてみてはいかがでしょうか!!