不登校の児童、5年で2倍

2020年11月05日

不登校の児童、5年で2倍」、これは日本教育新聞の記事の見出しです。不登校児童・生徒数が年増加していることは知っていましたが、「5年で2倍」という記事の見出しにはあらためて不登校児童・生徒数の増加に衝撃を受けました。平成25年度から増加傾向が続いており、今のままでは今後も増加傾向は変わらないと思います。

不登校の小・中学生の「出席扱い」も増加傾向ですが、民間・民間施設での学習が出席扱いとなった不登校の小・中学生の割合が3.5%とまだまだ少なく、自治体が設置する教育支援センター・適応指導教室では12.0%が出席扱いとなっています。官民含めても「出席扱い」がまだまだ少なく、特に民間の割合の少なさには驚愕しました。不登校の児童・生徒数が増加している中、学校以外の多様な学びの場、居場所の必要性が求められており、官民ともに連携しながらこれらの課題を解決していく上でもっと民間の活用が必要だと思います。また、暴力行為、不登校について特別支援学校は調査すらされていないというのも問題ありかと思います。
また、いじめ認知件数も年々増加しており、都道府県ごとに認知状況に差があることが課題となっています。政令指定都市間では新潟市のいじめ認知件数が最も多く、最も少なかった岡山市との差は22.9倍とかなりの格差があります。「いじめ認知件数≠いじめの件数」ではありませんが、新潟市が他市よりも積極的にいじめを認知しているのかいじめの件数が多いのかをしっかりと分析し、いじめ防止に努めていただければと思います。
児童・生徒の「自死」も増加傾向にあり、今年度はコロナ禍の影響で「自死」がさらに増加するのではないかと推測されます。
「不登校」、「いじめ」、「自死」といったこれらの課題の責任は我々大人にあると思います。これからの未来を担うのは今のこれからの子どもたちです。その子どもたちが自分らしくいられる環境づくりを進めていきたいです!!!