令和2年度 調査結果

2021年10月13日

令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」が文部科学省より発表されました。
「不登校」の小中学生は前年より8.2%増の19万6127人で過去最多ということが文科省の調査によりわかりました。また、小中高の自殺者数も415人と過去最多となりました。コロナ禍による生活環境の変化などによる不安感の増加などが要因の一つと考えられますが、コロナ禍だけの要因ではないと考えられます。特に問題なのは自殺者数が過去最多であり、今年度も増加傾向にあることです。
現在はワクチン接種などが進み、感染が収束の方向に向かっていますが、まだまだ予断は許せない状況です。昨年から閉塞感に見舞われている世の中で、生きづらさや孤独感を感じている人がますます増加しています。
不登校・ひきこもりが必ずしも自殺の要因になるとは限りませんが、自分の居場所がなく、孤独や不安などを感じ、自殺される方もいます。孤独や不安など生きづらさを感じている人たちの居場所が今まで以上に必要だと考えていますが、単なる居場所というよりは人と繋がれる機会も得られる居場所が必要だと思います。
未来を担う子どもたちや若者がより生きやすくなれる環境づくりを我々大人はもっと進めていかなければと今回の調査結果からさらに強く思いました。