就労支援×水耕栽培

2021年04月25日

利用者さんのご紹介で「なごみの水耕」の新規OPEN内覧会に行ってきました。「なごみの水耕」は就労支援B型の事業所で就労移行支援もされます。「就労支援×水耕栽培」により、利用者に農業の力で「働くことの楽しさ」や「やりがい」を知ってもらい、将来の自立、一般就労、工賃払いを実現されるそうです。
利用者の業務は大きく分けて「植物の育成」「販売」「講義、グループワーク」の3つになります。「水耕栽培」は完全無農薬で自動温室管理されており、肥料や水やりなども自動で行われます。現在はレタス・にんにくスプラウトを栽培しています。にんにくスプラウトは普通に売られているにんにくよりも栄養価が高く、天ぷらにすると美味しいとも教えていただきました。またレタスは種からの育成ですが、その種に初めから肥料がコーティングされた状態のままで栽培されることも教えていただきました。
水耕栽培なので土を全く使うことがなくとても清潔な環境で栽培され、通常の農業よりははるかに管理しやすく時間もかかりません。空いた時間で講義やグループワークを通し、利用者同士のコミュニケーションやソーシャルスキルを高めることを実施されるそうです。
義務教育課程を終えた後の人たちの就労支援だけでなく、今は30代、40代の人たちの就労にも課題があります。就労のカタチもいろいろあると思いますが、就労へつながるための受け皿は必要だと思います。