生きるとか死ぬとか...

2022年10月03日

先日、Sanjo Rainbow Conference~多様性を認め合うSanjoの幕開け~に参加してきました。はるな愛さんの基調講演、三条市パートナーシップ第1号宣誓式、はるな愛さん、さとちんさん、ひとちんさん、黒田弁護士、滝沢三条市長による参加型トークセッションなど内容盛り沢山なイベントでした。

はるな愛さんの基調講演の中で自分自身の半生のお話を通し、「居場所」の大切さ、「LGBTQ」「障害」などの言葉に囚われず、それぞれが一人の人間として自分らしく生きることができる多様な生き方のできる社会の必要性をお話しされていました。

以前に比べると「多様性」という言葉が認知されるようになってきましたが、学校など社会においては「個性」や「多様性」を尊重するといいながら、まだまだ従来通りの価値観を踏襲している現状が多いと思います。

お話を聴いていて、既存の価値観に囚われず、柔軟な思考で、ありのままを受け入れられる環境作りの必要性をさらに感じました。

話しは変わりますが、最近、円楽師匠、アントニオ猪木さんがお亡くなりになりました。そのニュースを知ったときにかなり衝撃を受けましたが、それ以上に衝撃を受けたのは県内の高校生が自死したことをニュースで知ったことです。詳しい事情はわかりませんが、若い人が自死を選ばざるを得ない状況や環境があったことは事実であり、そういった状況や環境を我々大人が改善していかなければならないと強く思いました。

また、「LGBTQ」「障害」「不登校」「ひきこもり」を問題、課題にする社会そのものが問題であり、そういった言葉にとらわれず、今までの~らしくといった既成概念にとらわれず、一人一人の人間として自分らしく生きることのできる「居場所」作りが必要ではないかとも思います。

私自身、ふと「生きる」とか「死ぬ」ことについて考えることがありますが、「生きたい」「死にたい」という気持ち以上に自分のいろんな「欲」が上回っており、結果、今まで「生きて」これたのではないかと思います。

私自身は「自殺」がいいのか悪いのが正直わかりません。それぞれ抱えている事情や背景が違っており、「自殺」が選択肢の一つになっています。

はるな愛さんも「自殺」を何度か試みたことがあるとのことでしたが、「自殺」に至らずに済んだのは「居場所」が出来たことだと仰っていました。「自殺」までいかなくてもいろんな事情を抱え生きづらさを感じている人は少なくありません。そういった人たちに必要なのは自分らしくいられありのままを受け入れてくれる「居場所=人」です。

「居場所=人」は大切です。私自身出来ることは「居場所」を必要としている人に「居場所」を提供することくらいですが、一人でも多くの人の「心の拠り所」になれればと思います。

余談ですが、今回のはるな愛さんの基調講演で会場のリクエストの無茶ぶりにもかかわらず、エアあややをやってくれたことにとても感動しました!!