「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
2021年05月25日
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」これは武田信玄の名言の一つで、一度は耳にした方も多いのではないかと思います。私自身、不登校支援の一環としてフリースクールという居場所提供をしていて、この「人」を中心とした名言の重みをひしひしと感じています。どんなに立派なカリキュラムや箱を用意しても、一番大切なのは「人」であり、「人」そのものが居場所になり得るということをフリースクールを利用する子どもたちや相談される親御さんなどを通し、実感させられています。私自身はまだまだ「人」としては未熟ですが、子どもたちや周りの人々から成長させていただく機会を日々たくさんいただいてます。また、いろんな生き方をされた方とお会いする機会もありますが、直接その人たちの生き様や人となりを見聞きする度に、その「人」の魅力とともに自分自身まだまだ伸びしろがあることに気づかされます。
この武田信玄の名言の中に石垣が出てきますが、石垣をよく見るといろんな形の石が上手に重なっており、それにより石垣がより堅固になるよう作られていることがわかります。私たちの生きている社会にもいろんな形の「人」がいます。同じ形の「人」で作られた社会よりも石垣のようにいろんな形の「人」がいたほうがより強靭な社会が作られるのではないかとも思います。
越後生まれ越後育ちとしては武田信玄よりは上杉謙信のほうが好きなのですが、どちらも魅力的な「人」には違いありません。今はコロナ禍で行動制限もあり、いろんな「人」と直接会うことがなかなか難しいですが、一段落したら、今まで以上にいろんな「人」にお会いし、「人」として成長し、必要としている皆さんにとっての「居場所」となりえるようにしたいです(*^-^*)