ひきこもり先生 最終話「できる、できる、できる」

2021年07月10日

「ひきこもり先生」最終話「できる、できる、できる」を観ました。「教室の向こうに社会が見える」という副題みたいなものがありますが、学校という世界は今の日本の社会の縮図を表しているとも言えます。学校の中心、主役は子どもたち自身であると思いますが、今の学校や子どもを取り巻く社会が大人の都合により構成されており、子どもたちが生きづらさを感じているだけでなく、先生や親御さん含め大人自身も生きづらい社会になっている感じがします。
不登校、いじめ、ひきこもり、自殺など社会課題は山積している現状ですが、フリースクールを運営している立場として感じることは大人の都合による歪みが子どもたちに向かい、大人も子どもも生きづらい世の中になっているのではないかと思うことがあります。簡単に言えばストレスフルな社会になっているとも言えます。
我々大人が「あきらめ」「無理」「我慢」などを強いられる社会が当たり前である価値観を今やこれからの子どもたちに植え付けることはとても罪深いことではないでしょうか。未来ある子どもたちに未来を担わせる前に我々大人自身が未来の子どもたちのためにも変わっていく必要があると思います。
幸せの価値観は人それぞれ違いますが、一人一人が自分の幸せを実感できるようにするためのツールの一つが「教育」なのではないかとも思います。「学校」も「教育」も人がより善く生きるためのツールでしかないのかなと思います。
多様性や多様な生き方が問われている現代、「学び」のカタチや「教育」、「生き方」そのものの多様性を認め合う必要があるのではないでしょうか。
「ひきこもり先生」が5話で終わってしまうのはとても残念ですが、残された自分人生、未来ある子どもたちのためにできることをしていければと思います。まずは自分の人生を楽しむとします!!!
もっと自由に!もっと本音で!もっと楽しく!生きます!