61万2496件 18万1272人

2020年10月23日

61万2496件(前年度比6万8563件増)、18万1272人(前年度比1万6744人増)、前者が2019年度の小中学校・高校・特別支援学校でのいじめの認知件数、後者が2019年度の小中学校の不登校数で、それぞれ過去最多でした。
いじめの認知件数に関しては小学校48万4545件(前年度比5万8701件増)、中学校10万6542件(同8820件増)、高校1万8352件(同643件増)で小学校でのいじめの認知件数が大幅に増加しています。この数字は発生件数ではなく認知件数なので認知の仕方で数字は変わることがあり、文科省は「積極的に把握しようとする動きが広がったため」と評価していますが、被害者の安全が脅かされたり、学校へ通えなくなったりする「重大事態」は723件(前年度比121件増)と過去最多を更新し、いじめの早期対処が進んでいない実態も数字からみることができます。また、いじめの解消率も年々低下しており、16年度の90.5%から19年度は83.2%となってます。
不登校も過去最多で特に中学校での不登校の割合が3.9%になり、数字上では1学級に1~2人いる状況となってます。
今年度はコロナ禍の影響もあり、昨年度以上に不登校の人数が増えると言われています。フリースクールの現場から見ても統計以上に不安やいきづらさを感じている人が増えており、いじめ・不登校などで苦しんでいる当事者、その親御さんのためにも学校、家庭以外の居場所提供の必要性を実感しております。
フリースクールヒュッゲも居場所提供とともに相談支援もしております。ささいなことでも構いませんのでお気軽にお問合せやご相談お待ちしております。