ヤングケアラー

2021年04月07日

「ヤングケアラーと」は、通学や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、兄弟などの介護や世話をしている18歳未満の子どものことです。先日、BSNの報道部の方から「ヤングケアラー」についてので電話取材を受ける機会がありました。「ヤングケアラー」という言葉は耳にしたことがありましたが、今回の取材で「ヤングケアラー」についていろいろと考えさせられました。「ヤングケアラー」は介護や世話で学校に行きたくても行けない、充実した学校生活を送ることができない、進学などいろんな問題を抱えています。
「ヤングケアラー」のみならず「不登校」「ひきこもり」など様々な社会問題がありますが、一つ一つの問題は個々人の環境や背景などで違ってきます。しかし、それぞれの問題の根っこの部分は共通しているものがあると思います。共通しているものの一つが「一人で問題を抱え込んでしまう」ことです。私のところにも「不登校」や「ひきこもり」などでのご相談を受けることがありますが、「身近なところで相談できる人がいない、場がない」といったお話を聴くことが多いです。以前よりはメディアなどで社会問題として取り上げられる機会が増えましたが、まだまだ必要としている人に必要な情報や支援が十分に届いていないのが現状です。
フリースクールヒュッゲとしても様々なカタチで情報発信や支援を続けていきます。「一人で抱え込まない」スキルや環境がこれからの時代もっと必要になってくると思います。