動き出したひきこもり支援〜地域社会ができることは〜を観て

2021年06月18日
本日の金よう夜きらっと新潟を見ました。「動き出したひきこもり支援〜地域社会にできることは〜」というテーマの内容でした。今年4月改正社会福祉法が施行され、ひきもりへの自治体による支援推進される対策が盛り込まれ、そのポイントの一つがひきこもりと地域社会とを繋ぐ「居場所」を増やしていく内容になっています。前半は「居場所」支援の現場として十日町市にある「ねころんだ」が紹介されました。開設者であり、支援団体フォルトネット代表の関口美智江さんが「ひきこもるまでも いきなりひきこもるんじゃなく それまでの積み重ねがある その逆をたどる 社会に出るにはいろんな小さな積み重ねが必要だと思う」と仰っていました。不登校についても同じことが言えると思います。また、「ねころんだ」の名前の由来は立ち上がるまでの休息の場となるようにとのことですが、あせらず、ゆっくりと当事者同士で対話を重ね、前進するためのヒントを見つける場にしてるそうです。ひきこもり、不登校どちらにも「居場所」が必要だと私も思います。また、「本人が部屋から出られない状態だと社会との接点は親しかいない 親はすごく苦しい 本人も苦しんでいるけれど その親を周りが支えてほしい 親も家族も本人も周りから支えてもらえる体制をとれたらいい」とも仰ってました。ひきこもり、不登校ともに孤立しがちですが、一人で悩まず、親の会など悩みを共有できる場がまだまだ必要だと思います。後半は西蒲区社会福祉協議会が取り組んでいる「まるごとサポーター」が紹介されていました。これは住民支援参加で"生きづらさ"を地域で支える仕組みとなっており、「その人らしさ」が当たり前だととらえれる地域にしていくことを目指しています。このサポーター制度は当事者経験やその家族でなくても地域の一員として地域の方の役に立つことができることをしていきます。サポーターはひきこもり当事者と社協職員との間に入り、マッチングした当事者との交流を深めることをしています。ひきこもり、不登校ともに居場所や人とのつながりが大切であり、それを地域が支えていける環境も必要だと思います。ひきこもり、不登校の敵は「世間体」「偏見」「無関心」だと思います。ひきこもり、不登校は他人事ではありません。ひきこもっていても、不登校でいても、今の時間、今の自分、その人らしさを大切にしてほしいです。新潟のみの放送でしたが全国放送してほしい内容でした。#こもりびと #金ようきらっと新潟 #NHK #ひきこもり #ねころんだ #まるごとサポーター #居場所支援