若者の自死

2020年06月09日

コロナ禍の影響なのかはっきりとした理由はわかりませんが昨日、若者の自死のニュースをいくつか耳にしました。どちらも不登校の若者だったということでしたが、不登校だけが自殺の要因ではないと私自身思っています。ニュースの情報によると本人は「もう一度やり直したい」と言っていたそうです。
この「もう一度やり直したい」という気持ちはみなさん大なり小なり持っていると思いますが、一度失敗したら人生終わりのような考え方がまだ世の中を運びっている感じがします。失敗や違いを受け入れられない社会に生きづらさを感じている方が多くいらっしゃいます。
さらにコロナ禍により不安感が増し、先行き不透明な中で悩み、もがき、苦しんでいる方たちの居場所、逃げ場があまりない状態で、その選択肢の一つが自死になっています。
「生きろ、死ぬな、生きていれば必ずいいことある」などといった声掛けだけでなく、自死を選択する人たちの気持ちに寄り添い、自死を選択する気持ちも受け入れていくことも大切だと思います。
自死する人が悪いのではなく、そういった人たちを生み出す社会そのものがもっとよりよい方向に変わっていければと思います。フリースクールヒュッゲとしては生きづらさを感じている人たちの居場所、逃げ場としも世の中に存在していたいと思います。
「寛容な世の中へ」