「好き」が育てるもの~枝豆の芽と子どもの可能性~

2026年05月21日

最近、フリースクールヒュッゲでは小さな変化がありました。

農業が大好きな中学生の子が、ヒュッゲを利用するようになり、「枝豆を育ててみたい!」と声をかけてくれたのです。
正直、私たちは農業について詳しいわけではありません。ですが、その子は土のこと、水やりのこと、種を植える深さまで、本当に楽しそうに教えてくれました。

「これはこうした方がいいよ」
「発芽するまでが楽しみなんだよね」

好きなことを話している時の子どもの表情は、とても生き生きしています。
そして先日、ついに枝豆が発芽しました。小さな芽が土から顔を出した瞬間、みんなで「出てる!」「かわいい!」と笑顔になりました。

学校ではなかなか自信を持てなかった子が、自分の"好き"を通して自然と周りに教えたり、人と関わったりしている姿に、改めて大切なことを教えられた気がします。不登校の子どもたちは、「何ができないか」を見られる経験をたくさんしてきています。でも、本当は一人ひとりの中に、その子だけの興味や得意なこと、小さな情熱があります。

ヒュッゲでは、「好き」を否定せず、大切にしたいと思っています。ゲームでも、絵でも、虫でも、農業でもいい。
好きなことに夢中になる経験は、子ども自身の安心感や自己肯定感につながっていきます。そして、その"好き"は時に、誰かを笑顔にしたり、周りを動かしたりする力になります。

今回芽を出した枝豆も、ただの植物ではなく、子どもの「好き」が育てた小さな希望の芽なのかもしれません。
これからどんなふうに育っていくのか、みんなで楽しみに見守っていきたいと思います。

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